僕は中卒で社会に出ました。
中学を卒業したあと、高校には進学せず、そのまま働くことになりました。
当時はそこまで深く考えていませんでした。
「働けばなんとかなるだろう」
そんな軽い気持ちだったと思います。
でも実際に仕事を探し始めると、
すぐに中卒の就職の現実を知ることになります。
中卒の就職は「求人が少ない」
初めてハローワークに行ったときのことを覚えています。
求人票を見ていて、あることに気づきました。
「高卒以上」
この文字が、ほとんどの求人に書いてあるんです。
実際に統計でも、中卒向け求人はかなり少なく
ハローワーク求人では
- 高卒求人:約44万件
- 中卒求人:約1,000件
と大きな差があります。
この数字を見たとき、正直思いました。
「スタートラインが違うんだな」
と。
最初に働いたのは小さな工場
結局、僕が最初に働いたのは
地元の小さな金属加工の工場でした。
中学の先生が紹介してくれた会社です。
社員は20人くらい。
仕事はシンプルでした。
- 機械に金属をセット
- ボタンを押す
- 出来上がった部品を箱に入れる
最初は正直きつかったです。
朝8時から夕方5時まで立ち仕事。
夏は工場の中が35度以上になることもありました。
でも、先輩がよく言っていました。
「学歴ないなら、まず仕事覚えるしかない」
当時の僕はそれしか道がないと思っていました。
周りは高卒ばかりだった
工場で働いている人の多くは高卒でした。
年齢も近い人が多くて、
休憩時間にこんな話をよく聞きました。
「高校のとき野球やってたんだよ」
「文化祭でさ…」
その話を聞きながら、僕は思いました。
「高校って楽しそうだな」
そしてもう一つ気づいたことがあります。
高卒の人は
- 工場のライン管理
- 現場リーダー
- 機械の調整
など、少し責任のある仕事を任されていたんです。
僕はずっと単純作業でした。
もちろん、経験の差もあると思います。
でも、心のどこかで
「やっぱり学歴って関係あるのかな」
と思うようになりました。
2回目の就職活動で感じた現実
21歳のとき、転職を考えました。
理由はシンプルです。
給料が上がらなかったから。
求人サイトを見ていると、
条件のいい仕事はだいたいこう書いてありました。
応募資格:高卒以上
このとき初めて思いました。
「このままだと仕事の選択肢がずっと少ないのかもしれない」
実際、日本では高校進学率が**約98%**と言われていて
中卒は社会ではかなり少数派です。
だからこそ、就職の場面で壁を感じる人も多いそうです。
それでも中卒で働いている人はいる
ただ、働いているうちに気づいたことがあります。
中卒でも活躍している人は、実際にいました。
例えば工場の先輩。
その人も中卒でした。
でも
- 機械の修理ができる
- 現場をまとめる
- 社長から信頼されている
そんな人でした。
その先輩に言われた言葉が、今でも印象に残っています。
「学歴は変えられない。でも仕事は覚えられる」
この言葉は、当時の自分にとって
かなり救いでした。
中卒の就職で大事だと感じたこと
実際に働いてみて思ったのは
中卒の就職で大事なのは次の3つでした。
① とにかく仕事を覚えること
中卒は履歴書で不利になることがあります。
だからこそ
- 仕事ができる
- 現場で頼られる
この状態になると評価が変わります。
② 素直さ
企業が若い人を採用するとき、
学歴よりも
- 人柄
- コミュニケーション
- 真面目さ
を重視するという調査もあります。
実際、現場でも
「素直な人」は可愛がられていました。
③ 続けること
中卒の場合、
転職を繰り返すとかなり厳しくなります。
逆に
「長く働いている」
というだけで信用されることもあります。
中卒で働いて思ったこと
中卒で社会に出ると、
正直いろんなことを感じます。
- 求人の少なさ
- 学歴の壁
- 周りとの違い
でも、働いてみて思うこともあります。
社会では
学歴だけで決まるわけじゃない
ということです。
もちろん、学歴がある方が
有利な場面は多いと思います。
でも
- 技術
- 経験
- 信頼
こういうものも、少しずつ積み上げることができます。


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