中卒で働いた友達が恋愛で一番つらかったこと

学歴系

僕の周りには、中学を出てすぐ社会に出た人が何人かいます。
その中の一人に、仮にタカシと呼ぶ男がいます。

彼は中卒で、15歳から働いてきた男です。
ガタイがよくて、見た目はわりとモテそう。でも本人はよくこう言っていました。

「俺さ、女の子と話すときに学歴の話が出るのが一番イヤなんだよな

この前、酒を飲みながらタカシの恋愛の話を聞いたんですが、
正直かなりリアルでした。

今日はその話を書こうと思います。


学生時代の恋愛

タカシが初めて彼女ができたのは、中学3年生のとき。

相手は同じクラスの女の子でした。

放課後に一緒に帰ったり、コンビニでジュースを買って飲んだり。
いわゆる普通の中学生カップルだったそうです。

ただ、その頃からタカシには一つだけ決まっていることがありました。

高校には行かない。

家の事情もあり、本人も早く働きたいと思っていたそうです。

彼女は高校進学が決まっていました。

ある日、帰り道で彼女にこう言われたそうです。

「高校、やっぱり行かないの?」

タカシは

「うん、俺は働く」

と答えました。

彼女は少し黙ってから、

「そっか…」

とだけ言ったそうです。

結局、彼女とは中学卒業のタイミングで別れました。

理由ははっきり言われなかったそうですが、
タカシはこう言っていました。

「たぶんさ、世界が変わるって思ったんだろうな

高校に行く彼女と、働く自分。

その差を、15歳のときに初めて感じたそうです。


社会に出てからの恋愛

タカシは建設系の仕事に入りました。

朝は早いし、仕事はキツい。
最初の給料は月に15万円くらいだったそうです。

18歳くらいのとき、バイト先の飲み会で知り合った女の子と付き合うことになりました。

その子は専門学校に通っていました。

最初は普通にうまくいっていたそうです。

休みの日にドライブに行ったり、
安い居酒屋でご飯を食べたり。

でも、付き合って半年くらい経った頃、
彼女の友達と飲むことになったそうです。

そこで、誰かが聞きました。

「タカシくんって何してるの?」

タカシは

「建設の仕事してる」

と答えました。

すると、もう一人が聞きました。

「どこの高校?」

その瞬間、空気が少し止まったそうです。

タカシはこう答えました。

「俺、高校行ってないんだよね」

その場は「へー」で終わったそうですが、
タカシはその日、家に帰ってから思ったそうです。

やっぱり俺、中卒なんだな。

それまであまり気にしていなかったのに、
急に自分が小さく感じたそうです。


恋愛で苦労したこと

タカシが一番きつかったと言っていたのは、
将来の話だったそうです。

彼女と付き合っていると、必ずこういう話になります。

「この先どうするの?」

「結婚とか考えてる?」

そのとき、タカシはいつも思ったそうです。

俺でいいのかな。

給料はそこまで高くない。
学歴もない。

彼女は専門学校を出て、
普通の会社に就職する予定でした。

ある日、彼女にこう言われました。

「タカシはさ、この仕事ずっと続けるの?」

悪気はなかったと思います。

でもタカシはそのとき、少しムッとしたそうです。

「別にいいじゃん、仕事なんだから」

そのあと、なんとなく気まずくなり、
結局その彼女とは1年くらいで別れました。

タカシはその頃を振り返ってこう言っていました。

「たぶんさ、俺が勝手にコンプレックス感じてただけなんだよ」

彼女は普通に聞いただけ。

でもタカシの中では、

・中卒
・給料
・将来

そういう言葉が、全部重く感じていたそうです。


それでも恋愛してよかったと思ったこと

タカシは今、別の女性と結婚しています。

出会いは職場の知り合いの紹介でした。

相手の女性も、高卒で働いている人だったそうです。

付き合い始めたとき、タカシは最初にこう言ったそうです。

「俺、中卒なんだけど大丈夫?」

すると彼女は笑って言ったそうです。

「別にいいじゃん。働いてるんでしょ?」

その一言で、すごく気が楽になったそうです。

タカシはそのとき初めて思ったと言っていました。

「結局さ、学歴より人なんだよな

もちろん、現実として
学歴で判断されることもある。

でも恋愛はそれだけじゃない。

むしろ、

・ちゃんと働いているか
・ちゃんと相手を大事にするか
・嘘をつかないか

そういう部分の方が大きい。

タカシは今、建設の仕事でそれなりに稼いでいて、
子どももいます。

この話を聞いたとき、僕は思いました。

中卒の恋愛って、きっと普通の恋愛より少しだけ現実的なんだろうな。

将来の不安や、お金のこと。
そういうことを早い段階で考えるからです。

でも、その分だけ
本当に一緒にいられる相手が見つかるのかもしれません。

少なくとも、タカシを見ていると
そう思います。

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